2020年9月17日、当社代表パートナー肖敏捷がJPX主催のオンラインイベント「中国経済と中国ETFの活用 中国で活躍する日本株」にメインスピーカーとモデレーターとして登壇しました。
JPX では、2019年6月から、上海証券取引所との間で、日中間のクロスボーダー取引を促進するための取組みとして、「日中ETFコネクティビティ」というETFの相互上場制度を開始しています。本セミナーでは様々な専門家の皆様をお招きし、「日中ETFコネクティビティ」の魅力やETFの活用をはじめ中国経済の現状と中国ETFや中国で活躍する日本企業などをお伝えします。
■プログラム
18:30:「日中ETFコネクティビティのご紹介」 日本取引所グループ
18:35:「日中経済に関するマクロ的な視点」 肖敏捷氏
19:05:「中国証券市場の現状と施策」 上海証券取引所
19:25:「パネルディスカッション」
肖敏捷氏、馬韜氏(華安基金)、龚涛氏(南方基金)、
赵宗庭氏(華夏基金)、余海燕氏(易方達基金)
20:00:「中国市場の現状、中国関連の日本株銘柄」 菊地正俊氏
※日中ETFコネクティビティとは
2019年4月22日、日本取引所グループは、上海証券取引所との間で日中のアセットクラスを信託財産とするETFの上場を促進し、両国投資家の日中証券市場への投資機会を拡大するための環境整備として、日中ETFコネクティビティの構築について合意いたしました。 日中ETFコネクティビティとは、当該スキームのために新たに割り当てられるQFII/RQFII、QDIIの投資枠を用いて、両取引所に上場する日中のアセットクラスを信託財産とするETFに投資を行うETFを相互に上場することで、両取引所のETF市場を双方のETFを介して相互に結び付ける仕組みです。
上海証券取引所に上場するETFを信託財産とするETFを東京証券取引所に上場することで、日本の投資家が上海証券取引所に上場するETFに間接的に投資できるようになり、東京証券取引所に上場するETFを信託財産とするETFを上海証券取引所に上場することで、中国の投資家が東京証券取引所に上場するETFに間接的に投資できるようになります。
■出演者のご紹介
肖敏捷(しょう・びんしょう)
AISキャピタル株式会社 マネージングパートナー。
1988年に文部省(当時)の国費留学生として来日、1994年に筑波大学博士課程単位修得。
その後、大和総研やSMBC日興証券でエコノミストとして、長年、中国経済や金融資本市場に関する調査研究活動を行ってきた。
2010年には日経新聞のエコノミストランキングでトップ5にランクインし、日経新聞出版社をはじめとする有力メディアにも多数出演・執筆している。
主な著書に『中国 新たな経済大革命 「改革」の終わり、「成長」への転換』(日本経済新聞出版)などがある。テレビ東京の「モーニングサテライト」のコメンテーターとしても知られる。
菊地 正俊(きくち・まさとし)
みずほ証券エクイティ調査部 チーフ株式ストラテジスト
1986年東京大学農学部卒業後、大和証券入社、大和総研、2000年にメリルリンチ日本証券を経て、2012年より現職。
1991年米国コーネル大学よりMBA。 日経ヴェリタス・ストラテジストランキング2017年1位。
インスティチューショナル・インベスター誌ストラテジストランキング2016年2位。 著書に『良い株主 悪い株主』『外国人投資家が日本株を買う条件』(日本経済新聞出版社)、『外国人投資家』(洋泉社)、『外国人投資家の視点』(PHP研究所)、訳書に『資本主義のコスト』(洋泉社)、『資本コストを活かす経営』(東洋経済)など多数。
JPX主催オンラインイベント「中国経済と中国ETFの活用 中国で活躍する日本株」