2023/8/26 AIS CAPITAL株式会社は蘇州工業園区(SIP)と協力し、第3回JINJI LAKE STARTUP CONTEST JAPAN(日本準決勝)を開催 〜中国No.1のライフサイエンスパークのピッチイベントの日本での3回目の開催〜

2023年8月25日、AIS CAPITAL株式会社は中国蘇州工業園区の共催企業として、JINJI LAKE STARTUP CONTEST JAPAN 2023(日本準決勝)を開催しました。AIS CAPITALは蘇州工業園区の日本における提携パートナーであり、今年は3回目の共同開催となりました。

 

JINJI LAKE STARTUP CONTESTは、今年で12回目を迎え、今まで世界で1万2000件以上のプロジェクトが応募し、その調達総額は172億元(約2800億円)にのぼります。今回の日本準決勝を通過した6社は資金調やパートナーリングなど蘇州工業園区のサポートを受けることができ、さらに業界決戦を勝ち抜いた企業は11月に蘇州で行われる決勝戦に招待されることになります。

 

書類選考を通過した13チームによる素晴らしいピッチが行われた後、上位入賞した6社は下記のとおりになりました。

 

【上位6社入賞企業】

  • FEF創薬株式会社(東京都新宿区)
  • 株式会社ツーセル (広島県広島市)
  • 株式会社セルージョン(東京都中央区)
  • 桃太郎源株式会社(岡山県岡山市)
  • BRIファーマ株式会社(東京都千代田区)
  • 次世代モーターシステムPJ

 

今回EPSホールディングス投資管理室室長の草場卓也様、日本アジア投資株式会社執行役員の橋徳人様、エーザイ株式会社投資ディレクターの安達竜太郎様、蘇州Oriza Holdingsの投資ディレクター2名及び弊社パートナーの崔浩が審査員を務めました。

 

参加企業のピッチに先立ち、EPSホールディングスの厳浩CEOによる開会の挨拶を頂き、蘇州工業園区投資促進局日本部長の徐健様による蘇州&蘇州工業園区の投資環境の紹介をいただきました。そして、産総研発ベンチャーでソシウム株式会社の創業者CTOの堀本勝久様は過去年度の参加者代表として、スピーチを頂きました。

 

市場と技術、2つの魅力を持つ中国。IQVIAの統計によると、2021年中国の医薬品市場は1694億ドルに達し、米国に次ぐ世界2番目大きいマーケットになっています。過去2年間、毎年4兆円以上のベンチャー資金が医療ヘルスケア業界に投資され、欧米日のグローバル製薬会社で経験を積んだ優秀な起業人材の活躍により、国際的な競争力を有するスタートアップが年々増加しています。そんな中、中国のバイオベンチャーが開発したファースト・イン・クラスのプログラムとして、欧米のメガファーマーに導出する事例も複数出ています。


日本のバイオベンチャーにとって、資金調達とパートナリングの両方の観点から、中国は魅力的な国になっています。そして、日本と中国のバイオベンチャーの共同開発や事業提携においても大きな可能性を秘めています。AIS CAPITAL株式会社は今後も出資事業とアドバイザリーサービスの提供を通じて、日中の医療バイオ企業の支援に注力していく予定です。その一環として、今回のような国際的な協業につながるイベントへの協力、協賛も積極的に行ってまいります。

 

【蘇州工業園区について】
蘇州工業園区(Suzhou Industrial Park, SIP)は1994年に中国とシンガポール政府との共同プロジェクトとして設立されたサイエンスパークであり、中国トップクラスの産業規模を有する国家級経済開発区です。特にライフサイエンス分野に関して中国で圧倒的No.1の産業集積を誇ります。278平方キロメートルのエリア内で2,000以上のスタートアップが集結。これまで20社以上のバイオベンチャーがNASDAQ、香港または上海の資本市場への上場を果たし、中には時価総額1兆円を超える企業も数社あります。

【AIS CAPITAL株式会社について】
ベンチャー投資や投資銀行のバックラウンドを持ち、中国を熟知し、日本に精通するメンバーで構成し、日中クロスボーダー投資や進出支援にフォーカスするプロフェッショナル集団です。創業当初から「アジアの活力を日本へ」というスローガンを掲げ、①日中クロスボーダー投融資に関するアドバイザリー業務、②自己資金及び、ファンド組成による投融資業務、③スタートアップ支援、ベンチャーコミュニティ運営事業を展開しています。2021年8月に日本初の外国人起業支援ファンドを設立し、日本のスタートアップエコシステムの多様化と活性化に尽力しています。

 

詳しくはこちら、2023 JINJI LAKE