2020年6月18日、AIS CAPITALが投資関連サービスを提供するファンドの投資先であるCONNEXX
SYSTEMS 株式会社(京都府相楽郡、代表取締役 塚本壽、以下「CONNEXX SYSTEMS」)は、三菱マテリアル株式会社(東京都千代田区、取締役社長
小野直樹、以下「三菱マテリア ル」)のコーポレート・ベンチャーファンドである「MMC イノベーション投資事業有限責任組合」を引受先とする第三者割当増資を実施すると共に、相互の経営資源を活用した協業を推進することで合意いたしました。
CONNEXX SYSTEMS は、既成概念に囚われない革新的な蓄電池技術により、クリーンでレジリエントな社会 基盤の構築に資すると共に、エネルギーの地域自立、引いては文明の共存共栄に貢献するべく設立されたスタート
アップカンパニーです。現在、複数の異なる電池をケミカルな系として一体化する画期的なハイブリッド蓄電技術 BIND
Battery™や、これまでにない超高率充放電性能を実現した HYPER Battery™、鉄と空気を燃料とす
る革新的二次電池 SHUTTLE Battery™等、未来のエネルギー・システムを変革し得る、ユニークで革新的な
蓄電技術の開発、展開に取り組んでおります。
近年、xEV※の世界的普及を背景に、今後大量に流通することが見込まれる使用済の xEV に搭載されている
リチウムイオン電池(以下「使用済車載 LIB」)のリユース、リサイクルが社会的課題になっておりますが、その実現
には、様々な課題があります。CONNEXX SYSTEMS は、これらの課題を解決し得る新しい蓄電池技術により、
使用済車載 LIB を安全かつリーズナブルにリユースすることにより、「Battery
Second Life」市場を創造し、資源 の有効利用、環境負荷の低減に資するべく、事業化の検討を行なって参りました。
一方、三菱マテリアルは、全社方針の一つとして掲げている「新製品・新事業の創出」に向けて、使用済車載 LIB をリユース・リサイクルする技術の開発を積極的に行っており、使用済車載 LIB を回収した後、リユース可能な
ものについては定置用蓄電池システム等として再利用し、その他についてはコバルトやニッケル等のレアメタルを取り 出してリサイクルする等、資源循環システムの構築を目指しております。
このような背景の中、三菱マテリアルと CONNEXX SYSTEMS とは、共通のビジョンと各々の取り組みを踏まえ、 相互の技術・ノウハウ、知見を持ち寄り、共同してバッテリー・リユース事業、資源循環システムの構築を目指すべく、
このたびの資本業務提携に至ったものです。
CONNEXX SYSTEMS は、本資本業務提携により、クリーンでレジリエントな社会基盤の構築に資するべく、 事業のより一層の加速を図ってまいります。