2020/12/1 日本初の外国人起業支援コミュニティ設立のお知らせ

 このたび、当社は日本初の外国人起業倶楽部「BoostarX」を立ち上げました。2020年12月1日に、東京丸の内EGG JAPANで、多くの支援者や関係者の立会いのもとで発足セレモニーを開催しました。これと伴い、「BoostarX」の内容を紹介する特設ページを開設しました。https://www.aiscapgroup.com/boostarx/

 

 2020年CBインサイツが集計した世界のユニコーン企業数500社のうち、米国が最多の242社、中国が2位の119社で、日本はなぜかわずか4社にとどまりました。「Success follows people, not the technology」という言葉にありますよう、革新的なベンチャーを生み出すには、単なる技術や知識だけでは足りません。強い心と大きな野望を持った人間の存在こそ、ベンチャー成功の秘訣であります。

 米国の「ユニコーン」ベンチャーの過半数が移民(外国人起業家)によって創立され、上場したスタートアップの3割以上が外国人起業家の関与したものです。一方で日本には300万人の外国人が生活し、大学院生5人に1人が外国人留学生という時代になっているにも関わらず、日本の起業家に占める移民(外国人起業家)の割合がわずか2%です。

 経験や視点の多様性、そして破壊的思考とハングリー精神。これら外国出身人材ならではの気質を日本のスタートアップエコシステムに取り込むことができれば、より多くの優秀なベンチャーが生まれるのではないでしょうか。
 現状では外国人のための起業準備ビザ等の制度があるものの、利用者がなかなか思うように伸びません。同じ志を持つ仲間が集まり、起業アイディアを語り合い、必要な時に背中を押してあげるようなコミュニティを増やし、「ヒト、カネとシーズ」が有機的に出会う場を創出すること(Connectedness)が重要なのではないかと考え、当社がこの外国人起業倶楽部「BoostarX」を設立しました。

 今後、当社は提携パートナーやメンター陣の充実、「Marunouchi Lunch Pitch(随時)」、「Founders Night(月1回、国内外の起業家を招いて、本音トーク)」、ブートキャンプや中国ハイテクパーク「直通新幹線」など様々な支援プログラムを通じて、アジアを代表するようなスタートアップの創出を目指して、一生懸命に運営してまいります。