2026/5/18 AIS CAPITALが運営するファンドの出資先、株式会社ロボトラック、経済産業省及びNEDOによる 国産AI基盤モデル開発強化プロジェクト「GENIAC」の ロボット基盤モデル研究開発支援事業に採択されました

AIS CAPITAL株式会社(本社:東京都千代田区、代表パートナー:郭健 / 肖敏捷 / 崔浩)(以下「AIS CAPITAL」)が運営するファンドの出資先、株式会社ロボトラック(以下、ロボトラック)は、経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が推進する国産AI基盤モデルの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)※1」(以下「GENIAC」)のロボット基盤モデル研究開発支援事業に採択されました。

 

本事業の支援により大規模なGPU計算資源を用いたモデル学習等を行い、「世界モデルとDiffusion Planner によるレベル4 自動運転トラック向け基盤モデルの研究開発」に取り組みます。これにより、一般道を含む幹線輸送ルートでの自動運転走行を実現し、物流会社の既存拠点間の輸送オペレーションで自動運転を導入することを目指します。 当社はこれまで、経済産業省「モビリティ DX 促進のための無人自動運転開発・実証支援事業」、国土交通省「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」等への参画を通じて、レベル2による関東-中部間の高速道路上での走行実績を着実に積み重ねて参りました。

 

自動運転トラックの社会実装に向けた次のステップの一つとして、当社は本事業を活用し「マルチモーダル世界モデル」と「Diffusion Planner」を中核とするAI基盤モデルの研究開発を加速します。「マルチモーダル世界モデル」は周辺環境と自車挙動の将来変化を潜在空間上で予測する脳内シミュレータの役割、「Diffusion Planner」は世界モデルの潜在表現を活用して多峰的かつ安全な進路を生成する役割を果たすものです。 これにより歩行者や自転車、交差点、一時停止などが混在する複雑な一般道環境においても、膨大な学習データを通じて動的な相互作用を理解し安全な走行を実現することが期待されます。一般道に隣接する既存物流施設を自動運転トラックの発着拠点として活用することができれば、早期且つリーズナブルなコストでの社会実装へ大きく近づくことになります。

 

株式会社ロボトラック代表取締役CEO羽賀 雄介のコメント

当社の目指す国産自動運転トラックの社会実装というビジョン、そしてマルチモーダル世界モデルとDiffusion Plannerの研究開発内容を高く評価頂き、経済産業省及びNEDOから力強いご支援を頂けることに厚くお礼申し上げます。 当社はトラック製造や物流オペレーションを担うのではなく物流事業者の皆様が主体となって運行頂くことを前提として自動運転システムを提供する“システム企業”であり、「レベル4走行可能な自動運転技術を1日も早く実現すること」にフォーカスしています。 昨今、自動運転開発では海外勢が先行する状況ですが、あらゆる国内産業の下支えとなる社会インフラである物流においては、国産の自動運転技術であることが要請されています。国産自動運転スタートアップとして、総合物流施策大綱にも示された「自動運転トラック1,000台導入」に貢献出来るよう、社員一同全速力で開発を進めて参ります。

 

※1)GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge):主に生成AIのコア技術である基盤モデルの開発に対する計算資源の提供や、データやAIの利活用に向けた実証調査の支援等を実施するプロジェクト。